本エントリーではヘーベルハウスでやりとりした感想を記します。
マイホーム探しをしている方の参考になれば幸いです。
結論を述べます。
耐震性★★★★★
耐久性★★★★★
外観★★★
コストパフォーマンス★★
営業の質★
下記に詳細を記します。
1. 耐震性
鉄骨かつハイパワード制震ALC構造なる独自の耐震システムを標準としており、その耐震性はトップクラスだと思います。
実際に現場も見学しましたが、これで壊れるなら日本の家屋は全滅だな、と言うくらい頑丈そうな印象でした。
実際に東日本大震災で倒壊した建物はないとのことです。
2. 耐久性
まず断熱材はよくあるグラスウールではなく、ネオマフォームと呼ばれる発泡ウレタンを使用しているので、経年でずり落ちたりする心配がなく好感が持てました。
また外壁塗装も30年保証を謳っているのもメンテコストを考えると素晴らしいと感じました。
もちろん30年以上持つとは思えませんが、それだけ自信を持っているということだと解釈しました。
またヘーベル板と呼ばれる壁材も耐火性に優れれているため近隣で火事が発生した場合も安心でいいなと思いました。
外観がダサいと言う意見もありますが私は好きです。
3. コストパフォーマンス
正直めっちゃ高いです。
我が家の収入を考慮してか30坪の狭小住宅を提案してきました。価格は込み込みで3000万円でした。
水回りは最低ランクのものがチョイスされていましたし、外構費用も除外されていたのでまともに買うと3300万くらいになったと思います。
うちとしては35坪以上欲しかったので、それ以上ともなると4000万弱は覚悟しなくてはならないと思います。
正直共働きで世帯年収が1000万超えしているor頭金をがっつり用意している人でない限りやめた方がいい価格帯だと思います。
4. 営業の印象
掛け値なしに最低でした。
でもたまたま私の営業が悪かったと言うことだと思います。きっとそうです。そう信じたい。
まず説明は素晴らしかったです。
ロジカルかつ簡潔で理系の私にはハマる話し方でした。
また質問への回答もちゃんと答えになっており、納得感がありました。
たとえば外壁塗料の耐候性などすごく自信を持ってらっしゃいますが、どんな評価をしていますか?
という問いに
「沖縄やシンガポールでの暴露試験を行なっており、10年間問題ないことを確認しています。また現時点で全く劣化していないので数10年間は大丈夫だと自信を持っております」
と回答があり、非常に安心感が得られました。
私もメーカーでこういった耐久性試験を経験しているので具体的なイメージを持つことができました。
その一方で、下記のような超絶残念対応がありました。
残念対応1
大分打ち解けたところで以下の質問をしてみました。
「よく北海道ではヘーベルハウスは建てられないと聞きますが、本当なんですか?」
これに対し、
「ああ、よく皆さんネットでかじった程度でその質問してくるんですよ(この言い方がすごく腹立たしかったです)wでも実際ありますからねww」
といって反論用の資料を見せてくれました。
そこには北海道の建設現場の写真で
「ほら、やってますよ。すぐ嘘を書き込む馬鹿がいるんですよねぇww」
営業氏の雰囲気が急に刺々しくなったので突っ込まなかったんですが、明らかにヘーベルハウスのシートではなく、旭化成なんとかと書かれたシートでした。
おそらく関連会社だとは思いますがヘーベルハウスでは無いと思います。
だって営業所が東京以北にはありません・・・
ぶっちゃけ私は北海道でやってなくてもよかったんです。
正直に事実を認めていただきたかったのです。
私は北海道出身なのであの厳しい気候を知っています。
当然それに対応する仕様を開発するにはコストがかかるので、それがネックで進出していないということだと思います。
そう言えばいいじゃん!(真実はわかりませんが)
残念対応2
2回目に面談した際に簡易プランを見せてもらったのですが、その段階で契約を迫ってきました。
「もうへーべル気に入っているんですよね?じゃあ契約しましょうよ。私、すでに所長に〇〇さんって熱烈なヘーベルファンのお客さんがいて、そのお客様のためにいい家を提供したいって話したんですよ。だから今契約してくれたら私もお値引き頑張れるんです!」
いやー・・・こういうの私無理です。勝手にファンにしないで・・
というか○漏すぎるでしょ・・
私は「ヘーベルの家が素晴らしいことはよくわかったし、気に入っている。ただとても高い買い物なのでもう少し他のメーカーも見て決めたい。」
と至極当然のことを述べましたが、営業氏は一気にヒートアップ。
「え、他のメーカーなんて見る必要ありますか?ちなみにどこ見るんですか?全部私に教えてくださいよ。」
もうこの辺で私もブチギレモードに入って全身が震えてきたのを覚えています。
私「え、積水とか、一条とか、一通り観たいんだけど(てめーには関係ないだろ)」
営業「はー?そんなの聞いていないんですけど」
私「え、それあんたに許可を得ないといけないの?」
営業「いやそう言うわけじゃないですが、とにかくヘーベルだけを考えてくれる〇〇さんと言うことなら私も所長に値引きを頑張れるんですが、そんな他考えている人には頑張れないんですよね。」
私「いや別にいいけど」
営業「あと今うち今月中に契約していただくと絶対に100万引くというキャンペーンやっているのはご存知ですよね?なのに今月中に契約しないって頭悪くないですか?」←これ脚色とかじゃなくマジで言いましたからね。
私「いや納得して買うほうが大事だから100万なんていらんわ。ってかそんなの毎月やってるだろ?それくらいわかってるよ?とりあえず帰る!」
私は半ば強引に展示場を出ました。
すると営業は焦ったのか急いで旭化成のラップが10本くらい入った袋を持って追いかけてきました。
営業「先ほどはすみませんでした!これどうぞ!」
私「いらんわ、ボケ!」
営業「すみませんでした!ぜひこれをお受け取りください・・・」
私「迷惑だボケ!」
そのやりとりを見ている他のモデルハウスの受付嬢が唖然としていたのを覚えています。
噂ではヘーベルは一ヶ月以内での短期決戦を基本戦略にしているようです。
他のメーカーを見る前に決めさせるという。
確かにこれはいい作戦だと思います。
私もそうでしたが色々見るとどれがいいか分からなくなってしまいますからね。
最後に
色々書きましたが、ヘーベルの家は性能面ではトップクラスで、建てて後悔することはないと思います。
きっとどんな災害があっても倒れることはないはずです。
また快適な生活を送ることができると思います。
ただ営業の対応はとてもじゃないですが容認できませんでした。
もっと時間をかけてお客様と信頼関係を構築した上で営業すればいいのになぁと思います。
皆様が良い営業に当たることを祈っております。